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黒豆ブーム


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 3月29日「寿命を延ばすワザ百科春スペシャル」というテレビ番組で「黒豆でやせる」という報道をしてくださり、翌日から黒豆の煮豆は店頭から消えるほどの勢いで飛ぶように売れました。

 もともと、黒豆の加工を50年、60年と続けてきた私たちからしますと、体に良い黒豆を何とか皆様に食べていただきたいとの願いにこうした応援団が出てきてくれるのは本当に有り難いことです。でも、このブームも一ヶ月以上を過ぎた今、いつもの売れ行きに戻ってしまいました。「体にいいものは、続けてくださるといいのになあ。」と考えてしまいます。

 しかし、翻って考えますと50年以上も前の話で恐縮ですが、当時ほとんどの地域では黒豆はお正月のご馳走であって、日常のお惣菜ではありませんでした。

 私たち「煮豆屋」からしますと、黒豆は年間需要の90パーセントがお正月のおせち料理向けでした。私の個人的な記憶をたどりますと、35年ほど前から徐々に日常のお惣菜としての需要が増え、地域に偏り無く押並べて年間消費するようになり、消費絶対量も拡大しました。
これまで、私たちの煮豆工場での黒豆の加工量は着実に増加の傾向にありました。日本人の寿命はこの間延び続けてきましたので、このことは若干の貢献が有ったのかもしれません。

 これまでの50年間私たちは、原料の面でもおいしい黒豆を求めて努力を続けてきましたが、このお話は次の機会に。
これからも黒豆を食べていただき、健康な毎日をお送りいただきたいと願っています。