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野菜が高い


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 全国各地から天候不順による野菜の不作が伝えられ、市場への出荷量も大幅に減少するものが出て市場相場も歴史上無かったような高値が続いています。もちろん私たちの原材料とて同様であり、この状況を必死の工夫で乗り切ろうとしています。現況の中から我が社の中心的原料である北海道のじゃが芋について収穫の速報をさせていただきます。

 作付けの遅れについては既に報告いたしましたが、その後の異常といえるくらいの高温続きで回復、順調な生育でした。ところが、7月・8月の高温多雨で、本来冷涼で乾燥を好むじゃが芋にとって無理な環境になってしまいました。それでも農家の皆様の懸命な努力と工夫のおかげで収穫のときを迎えることが出来ました。これに加えじゃが芋が本来持っている強さのおかげで、9月10日時点までの報告ですと期待していた収穫量の90パーセント以上の量は確保できております。

 しかし、中には豪雨などのダメージで壊滅的な被害を受けた畑もあり、30年間、私自身も経験してこなかったような惨状も見させていただいておりまして、つくづく農業の苦労というものを痛感しております。

 こういう時こそ、農業の現場と家庭の食卓を結ぶ役割を担う私どもの力量が問われるのであって、農家さんには少しでも所得確保できるような荷物の引き取り方、お客様には変わらぬ味と品質の確保でお答えしなければなりません。現場重視のヤマザキの真髄が問われるのです。いよいよ、2010年秋収穫の「新モノ」への切り替えを間近に控え生産現場は、緊張の中で準備を進めています。